単身赴任の準備とお金

夫の単身赴任で必要なものは?初日・1週間・あとで足すものの一覧と分担優先度と分担で分ける準備リスト

初日・1週間・あとで

先に結論

必要なものは初日・1週間・あとでの3段階に分け、買い物の前に社宅か・備え付け・補助を会社に確かめます。

  • 必要なものは、初日・1週間・あとでの3段階に分けると買いすぎずに済みます
  • 社宅か、備え付けの設備、家具家電の補助を、買い物の前に夫から会社に確かめます
  • 冷蔵庫は冷凍室に入れる物を決めてから選び、宅配の受け取り方も赴任前に決めます

夫の単身赴任で必要なものは?初日・1週間・あとで足すものの一覧

この章の答え

単身赴任で必要なものは、初日の夜に要るもの、入居後1週間で揃えるもの、暮らしながら足すものの3段階に分けると、買いすぎずに抜けなく揃います。ただし社宅や家具家電付きの部屋なら、家電の多くは用意しなくて済むので、先に会社に確かめてください。

段階で分けるのは、単身赴任の部屋では住み始めてから気づく物のほうが多いからです。赴任日までの数週間で全部をそろえようとすると、時間もお金も足りなくなるでしょう。初日の夜に必要な物さえ持っていけば、残りは入居後1週間のうちに足せます。

下の表では、品目ごとに期限と用意する人を並べました。

品目いつまでに誰が用意するか
照明初日備え付けを確かめ、無ければ入居日に届くよう手配
寝具初日本宅から持たせる(手荷物か当日に届く荷物)
カーテン初日窓の寸法が分かれば本宅の近くで買って持たせる。分からなければ夫が現地で測って買う
冷蔵庫入居日に届くよう注文夫婦で選んで配送、または備え付け・レンタル
洗濯機1週間夫婦で選んで配送、または備え付け・レンタル
電子レンジ1週間夫婦で選んで配送するか、夫が現地で買う
掃除機1週間家電の注文に足すか、夫が現地で買う
炊飯器あとで本宅の予備を送るか、夫が現地で買う
机と椅子、収納あとで夫が住んでから選ぶ
品目いつまでに誰が用意するか
印鑑、身分証、常備薬、充電器、延長コード初日夫の手荷物
タオル、洗面用品初日本宅から持たせる
トイレットペーパー、ゴミ袋初日手荷物に少し、残りは夫が現地で買う
仕事着、今の季節の服初日本宅から持たせる
洗剤、ハンガー、物干し1週間夫が現地で買う
鍋かフライパン、包丁、食器1週間本宅の予備を送るか、夫が現地で買う
保存容器1週間本宅から送る
次の季節の服あとで帰省のときに入れ替える

一覧で抜けやすいのは、掃除機でしょう。引越しの片づけで最初に使う物なので、家電の注文に足すか夫が現地で買うかを、注文の前に決めておくと安心です。

エアコンとガスコンロ、電気・ガス・水道・ネットの契約は、この一覧とは別に確かめる品目です。付いているかと誰が申し込むかは、次の章の5項目と一緒に会社へ聞いておくと抜けが減るでしょう。

内示が出た日から赴任までに夫婦で決めることの全体は、夫の単身赴任とは?期間と、決まった日に妻が確かめることにまとめました。

赴任日までの準備の4ステップ|何を・誰が・いつまでに

この章の答え

準備は、会社に確かめる、家電の用意の仕方を決める、注文して届く日を合わせる、持たせるものと手荷物をまとめる、の順に進めます。買い物は会社への確認が済んでから始めてください。
リビングで夫婦がスマートフォンの準備リストを見ながら、赴任先に持たせる物を話し合っている

この順番にするのは、会社の答えで買う物の量が大きく変わるからです。たとえば社宅に冷蔵庫が付くと分かる前に注文すると、1台が余ってしまうでしょう。答えを待ってから注文すれば、この重なりは防げます。

  1. 会社に確かめる

    夫が人事か総務に、単身赴任の住まいと補助の決まりを聞きます。内示から1週間以内に聞けると、注文までの時間に余裕ができて安心です。
  2. 家電の用意の仕方を決める

    買うか借りるかを夫婦で決めるのは、住む部屋が決まった時点です。
  3. 家電を選んで注文する

    夫婦で選び、部屋が決まった週のうちに注文します。受け取りは夫です。
  4. 持たせる物と手荷物をまとめる

    荷造りの期限は引越しの前日です。手荷物は、夫が自分で詰めておくと当日に迷いません。

部屋がなかなか決まらないときは、順番を入れ替えるのが現実的です。会社への確認と荷造りを先に済ませておけば、家電の注文は部屋が決まってからでも間に合うでしょう。入居日に家電が届かなくても、手荷物と現地の店で1〜2日はしのげる見込みです。

会社に確かめる:社宅か・備え付け・家具家電の補助

単身赴任で必要な物の量は、社宅に住むのか、自分で部屋を借りるのかで違ってきます。家具家電の費用を会社が持つかどうかも、法律ではなく会社の規程で決まっています。夫に人事か総務へ聞いてもらう項目を、LINEでそのまま送れる形にしました。

  1. 社宅や借り上げの部屋(会社が借りて社員に貸す部屋)か、自分で借りるか。家賃は誰が払うか
  2. 備え付けの設備の一覧(家電、エアコン、ガスコンロ、カーテン、照明、寝具まで付くか。電気・ガス・水道・ネットの申し込みは誰がするか)
  3. 家具家電の購入補助や準備金があるか、上限はいくらか、先にもらえるのか買ったあとに精算するのか
  4. 引越し費用はどこまで出るか(会社指定の業者か、大型家電の運搬を含むか)
  5. 入居できる日はいつか

補助で買った家具家電を、会社の物として帰任のときに返す決まりの会社もあります。補助が出ると分かったら、帰任後の扱いも同じ機会に聞いておくと、あとで迷いません。

引き継ぎで忙しく1週間以内に聞けそうにないなら、5項目をそのまま人事へメールで送ってもらう形でも足ります。手当がどこまで出費を埋めるかは、単身赴任手当の相場と課税、二重生活の出費がどこまで埋まるかで整理しています。

家電は買う・借りる・家具家電付きを赴任期間で決める

決め手になるのは、単身赴任の期間が決まっているかどうかです。次に、帰任後に本宅で使い道があるかを見ます。

用意の仕方向く家気をつけること
買う(新品・中古)期間が長い、または決まっていない帰任のときに持ち帰るか処分する
レンタル期間が決まっていて短い借りる期間の決まりと料金を公式サイトで確かめる
家具家電付きの部屋・社宅会社が用意する、または期間が短い付いている物は部屋ごとに違う

期間が短く決まっているなら、レンタルか家具家電付きの部屋を選ぶのがおすすめです。買うなら小さめの物がいいでしょう。帰任後に子どもの一人暮らしなどへ回せます。

どれが安く済むかは、家によって変わります。料金は店や会社ごとに違うので、補助の上限、買う場合の値段と処分の費用、レンタルの見積もりの3つを並べて総額を比べるのが確実です。

家電は本宅の近くで夫婦で選び、引越し日に届くよう注文する

全国に店のある家電量販店なら、本宅の近くの店で選んで、赴任先の住所へ届けてもらう方法があります。配送できる地域や配送料、設置料は店ごとに違うので、選ぶ前に赴任先の住所を伝えて聞いておくと確かです。妻が単身赴任先へ行けなくても、店で一緒に選べば大きさや使い勝手を相談できるでしょう。

注文のときに店へ伝えること、聞くことを並べました。

  • 赴任先の正確な住所と入居日
  • その住所へ配送できるか、配送料と設置料はいくらか
  • 配達の日と時間帯
  • 設置と、段ボールの引き取りを頼むか
  • 搬入の通り道(玄関、通路、階段の幅)
  • 冷蔵庫と洗濯機の置き場の寸法

3〜4月は引越しと家電の配送が重なり、希望の日が埋まりやすい時期です。この時期の単身赴任なら、部屋が決まった週のうちに注文し、入居日の配達が空いているかをその場で聞いておくと確実です。空いていなければ、届くまでの1〜2日分を手荷物で補えば暮らせます。

大型家電は、引越しの荷物に入れて運ぶより、店から直接届けてもらうほうが確実です。運ぶ途中の破損も、設置の手間も減らせます。受け取りと設置の立ち会いは、夫の役目です。

本宅から持たせる・送るものを分け、初日の手荷物をまとめる

使い慣れた物と本宅に予備がある物は持たせ、かさばる消耗品は現地で買うと荷物が減ります。洗剤やゴミ袋、ハンガーは、ドラッグストアや100円ショップでそろう物です。部屋の近くに店があるかは、地図アプリで先に調べておくと分かります。

本宅から持たせる・送る物の例を挙げます。

  • 使い慣れた寝具
  • 仕事着と今の季節の服
  • 常備薬
  • 保存容器と台所の小物
  • 本宅に予備があるタオルや日用品

引越し当日に夫が手荷物で持つ物は、次のとおりです。寝具とカーテンは、引越しの荷物が当日に届くならそちらへ、翌日以降になるなら手荷物に足すと安心です。

  • 印鑑と身分証
  • 部屋の鍵と契約書類
  • スマホと充電器
  • 常備薬
  • 1〜2日分の着替えとタオル
  • 寝具とカーテン(荷物が当日に届かない場合)
  • トイレットペーパー
  • 段ボールを開けるカッターと軍手
  • 延長コード

窓の寸法は、内見できない部屋でも、不動産会社か管理会社に聞けば分かることがあります。分からなければ、初日から1〜2日は手持ちの布で窓をふさぎ、夫が着いてから測って現地で買えば十分です。

住民票や郵便物の転送は、物の準備とは別に進めます。窓口へ行く日は、住民票は移すか、世帯主・扶養・手当はどうなるかを見ながら夫に決めてもらうとスムーズです。

単身赴任の準備でつまずきやすい4つ

この章の答え

つまずくのは、家電を大きく買いすぎる、初日の夜の準備が抜ける、冷凍庫が小さくて食事が回らない、荷物を受け取れない、という場面です。どれも、注文と荷造りの前に一度確かめれば防げます。
ワンルームの小さな冷蔵庫の冷凍室を開け、保存容器のおかずが入るかを確かめている男性

本宅と同じ大きさの家電を買い、帰任のときに処分に困る

単身赴任の部屋に本宅と同じ大きさの家電を選ぶと、帰任のときに本宅で置き場の無い物が残りがちです。冷蔵庫や洗濯機、エアコン、テレビは家電リサイクル法の対象になっています。処分するときはリサイクル料金と運ぶ料金を払い、決まった窓口に引き取りを申し込む決まりです。

料金は品目やメーカーで違うので、買う前に店で聞いておくと帰任のときの出費を見込めます。防ぐには、会社に確かめる段階で備え付けと重なる物を外し、小さめの物を選ぶのが確実です。期間が短いと分かっていれば、借りるほうが処分の手間ごと無くせるでしょう。

処分の申し込み先は、帰任の前に赴任先の市区町村と買った店の案内で確かめられます。

初日の夜に寝具・カーテン・照明が無い

荷物や家電の配達が翌日以降になると、初日の夜に寝る場所と目隠し、明かりがそろいません。賃貸の部屋は、照明とカーテンが付いていないことが多いです。

初日の夜から必要な寝具とカーテンは、当日に届く荷物か手荷物へ入れてください。照明は備え付けを確かめ、無ければ入居日に届くよう注文しておくと安心です。

冷凍庫が小さく、作り置きや宅食が入らない

一人暮らし向けの冷蔵庫は冷凍室が小さく、手作りのおかずや宅食(調理済みの食事を届けるサービス)をまとめて送ると入りきりません。入らなければ、単身赴任中の夫の食事は外食とコンビニに寄っていきます。

冷蔵庫は、冷凍室に何を入れるかを先に決めてから選ぶと、食事が回る大きさになります。送りたい保存容器をいくつ入れたいかを数え、店で冷凍室の中を見て比べるのが確かな選び方です。

  • 冷凍室に入れる物を決める(送るおかず、宅食、市販の冷凍食品)
  • 保存容器をいくつ入れたいか数え、店で冷凍室の中と比べる
  • 宅食を使うなら、届く箱の大きさを各社の公式サイトで確かめる
  • 電子レンジは入居から1週間のうちにそろえる

手作りのおかずを送るときの量と容器は、単身赴任の夫に送る食事の量・容器・冷凍便の出し方にまとめました。

夫の食事を送るか、届けてもらうか、夫が作るかは、夫の単身赴任の食事を決める4つの選び方で比べられます。

不在が多く、宅配の荷物を受け取れない

単身赴任の部屋は、平日の昼は夫が仕事でいないので、冷凍のおかずも通販の荷物も、再配達になりがちです。冷凍や冷蔵の荷物は温度を保つ必要があり、置き配が使えません。ヤマト運輸のクール宅急便は、コンビニや宅配ロッカーでも受け取れない決まりです。

出典:ヤマト運輸「クール宅急便(冷蔵・冷凍)は置き配指定できますか?」(2026年10月確認)

受け取れなかった荷物は営業所で保管され、その間なら再配達か営業所での受け取りを頼めるしくみです。保管の日数はヤマト運輸の公式サイトに載っているので、送る前に確かめておきましょう。不在連絡票が入ったら、その日のうちに再配達を頼むと返送される前に受け取れます。

出典:ヤマト運輸「不在でクール宅急便を受け取れない場合、いつまで保管されますか?」(2026年10月確認)

受け取りの段取りは、赴任前に夫と決めておくと困りません。

  • 届く曜日は、夫の休日か早く帰れる日にする
  • 配達の時間帯は夜を指定する
  • 勤務先の近くの営業所で受け取れるかを調べておく
  • 部屋の宅配ボックスは、冷凍の荷物には使えないものとして考える

冷蔵と冷凍の作り置き宅配がそれぞれどう届くかは、作り置き宅配を選ぶ4つの条件と、夫の赴任先での受け取り方に書きました。

社宅か・赴任期間・帰れる頻度で変わる必要なもの

この章の答え

必要なものの量は、部屋に何が付いているか、赴任がどれくらい続くか、どれくらいの間隔で家に帰れるかで大きく変わります。家具家電付きの部屋で短期なら、衣類と寝具と日用品で足ります。
家具の付いたワンルームで、男性がスーツケースから仕事着を出してクローゼットに掛けている

量に差が出るのは、部屋に付いている物と帰省で入れ替えられる回数で、赴任先に置く物が決まるからです。期間で変わる家電の用意の仕方は、前の章の表のとおりです。

状況家電の用意本宅から持たせる・送る物
社宅・家具家電付き備え付けを使う衣類、寝具、日用品
一般の賃貸(何も付いていない)買うかレンタル一覧の品目をひととおり
近くてよく帰れる最小限で始める帰省のたびに持たせる
遠くて帰る間隔が空く最初にひととおりそろえるおかずと日用品は宅配で送る

社員寮のように洗濯機や台所が共用の部屋なら、着替えと寝具で暮らし始め、住んでから必要になった物を足せば間に合います。家具家電付きの部屋でも付いている物は部屋ごとに違うので、設備の一覧をもらって表と照らし合わせてください。

単身赴任先から月に1回以上帰れるなら、季節の服や消耗品は帰省のたびに入れ替えると、赴任先の収納も小さくて済みます。

よくある質問

3か月ほどの短い単身赴任でも、家電は買ったほうがいいですか?

備え付けや共用の家電がある部屋なら、買わずに暮らし始めて、足りない物だけ足せば間に合います。家電の無い部屋なら、レンタルか家具家電付きの部屋を先に比べるのがおすすめです。買う場合は、帰任後に本宅で使える小さめの物にしておくと、処分に困りません。

帰任のとき、赴任先の家電はどうすればいいですか?

本宅で使う、売る、処分する、借りた物を返す、のどれかを家電ごとに決めます。会社の補助で買った物は、会社に返す決まりがないかを先に確かめておくと安心です。冷蔵庫や洗濯機は家電リサイクル法の対象で、処分にはリサイクル料金と運ぶ料金がかかります。申し込み先と料金は、赴任先の市区町村か買った店の案内で確かめられます。

住民票は移しますか?夫宛ての郵便物はどうすればいいですか?

住民票を移すかどうかは、生活の本拠(ふだん暮らしの中心になっている場所)がどこかで決まり、最終的には市区町村が判断します。自分の家がどちらに当たるかは、夫が本宅へ帰る頻度を伝えて市区町村の窓口で聞くと決まります。世帯主や扶養、手当との関係も絡むので、夫の会社の規程も合わせて確かめておくと迷いません。夫宛ての郵便物は、郵便局に転居届を出すと赴任先へ転送されます。

赴任後に足りない物に気づいたら、本宅から送るのと夫が買うのはどちらがいいですか?

消耗品やすぐ使う物は、夫が現地で買うほうが早く手に入ります。使い慣れた物や本宅に予備がある物は、次の帰省で持たせるか、手作りのおかずを送る箱にまとめると送る回数が増えません。食事まわりの不足は、冷凍室の空きと電子レンジから見直すと、送れるおかずの幅が広がります。

まとめ:最初にやることは、夫に会社の答えをもらうこと

  • 必要なものは、初日、1週間、あとで、の3段階に分けると買いすぎずに済みます
  • 買い物の前に、社宅か、備え付け、家具家電の補助を夫に確かめてもらうのが先です
  • 家電は本宅の近くで夫婦で選び、入居日に届くよう注文できます
  • 冷蔵庫は、冷凍室に入れる物を決めてから選ぶと、必要な大きさが分かります

単身赴任の内示が出たばかりの家は、会社に確かめる5項目を、今日のうちに夫へLINEで送っておきましょう。

答えが返ってきたら、2つの一覧表から必要ない行を消し、補助の上限と店やレンタルの見積もりを並べて予算を決めるのがおすすめです。部屋が決まった家は、カーテンと家電選びに必要な窓と置き場の寸法を不動産会社か夫に確かめてもらい、その週のうちに家電の注文まで進めます。赴任がもう始まった家は、冷凍室の空きと電子レンジの有無を夫に聞くところから見直せます。

期間が決まっていて家電を買いたくない家は、家電レンタルの料金と借りる期間の決まりを、公式サイトで確かめてから決めると安心です。

出典

  1. ヤマト運輸「クール宅急便(冷蔵・冷凍)は置き配指定できますか?」(2026.10.15確認)
  2. ヤマト運輸「不在でクール宅急便を受け取れない場合、いつまで保管されますか?」(2026.10.15確認)

更新履歴

  1. 2026.10.15 公開